安全で美味しい食品は包装で決まる

OPP袋など多種多様な食品を包装する包装技術は、その対象に合わせるため多種多様な技術が開発されています。その上に高齢化や核家族化という社会の大きな潮流に合わせ、その多様性はますますその度を深めています。さらに度重なる食の安全を脅かすような事件発生で求められる包装への要求レベルは高まる一方と言ってもいいのではないでしょうか。このような公の要求とは別に、食品には個人個人の好みも反映される取り組みがなされています。単に食品を変質などから保護するという機能はいうに及ばす、商品価値としてどれだけ付加価値を付けられるかが購買を左右するカギとなってきています。食品包装の基本でもある保存というテーマで考えてみましょう。一口に保存と言っても、豆腐のような「多水分食品」では水分が多いという事は中に含まれている細菌の増殖を助長するため、包装後の殺菌・滅菌や低温での流通、その他さまざまな包装技術が使われています。化学的劣化防止対策としては、大気中の酸素の影響が大きいとされるため酸素を遮断するような包装技術や、紫外線による劣化から守るための紫外線遮断包装としたり、乾燥食品では水蒸気遮断包装にすると同時に乾燥剤封入で中の湿気を取り除く工夫もされています。乾燥食品の中でも特に変質しやすいお茶や海苔では水分3%以下に抑える密封包装でお店に並べられているものもあります。このように消費者が安全で美味しい食品が維持できるよう、様々な工夫がなされているということも知ったうえで改めて日常使っている包装された食品を眺めてみるのも新たな発見があって有意義と言えるのではないでしょうか。