古本屋にあった落とし物4

これは知り合いから聞いた話です。その方の目線になって書き綴っていきたいと思います。

今週はじめに、贈り物のハムらしき紙袋を、店内に忘れていった黒マントのおじさんを待ちわびる店番の日々です。

店主から、貴重品以外の忘れ物は、1週間、店内にて保管したら、交番に届けるよう申しつけられています。

タイムリミットまで、半分を切りました。来週の頭には、交番へ届けるような流れとなります。今日も、なかなか、お客さんのこない店内で店番をしています。

相変わらず、扉が開けっぱなしの出入り口から、商店街の喧騒が聞こえてきます。古本屋の2階は、喫茶店になっていて、豆を焼いたり、挽いたりするコーヒーの良い香りが、風向きによっては、店内を漂います。

こんな香りを嗅いでいると、コーヒーを飲んでいないのに、コーヒーを飲んでいるような気分になって、お得だなぁといつも思います。

古本屋でバイトをしている事を、友人に話すと、さぞかし本が好きなのだろうと思われがちですが、読書はそこそこ程度で、時間つぶしに店内の本を読む程度であります。

最近は、いつもお昼に持参する玄米ご飯を発芽させる「発芽玄米」とをテーマにした、書籍にはまっています。私のお昼の昼食が玄米であるのも、このバイトをはじめてから、一番最初に暇つぶしに手に取った、「粗食」がテーマの書籍に興味を覚えたからです。

粗食歴が浅いので、現在、店内のバックヤードの冷蔵庫に保管されている忘れ物の贈り物のハムらしき包みが気になってしまう、食いしん坊な私ですが、贈り物のハムって贈り物として頂くと、ほんと幸せな気持ちになりますよね。

あの黒マントのおじさんは、誰に贈り物のハムを贈るつもりであったのでしょうか?

そんな事を考えていると、店番をしながら船を漕いでしまう古本屋の店番です。zzz